医療者との意見交換会
3月19日にオンライン(Zoom)で「当事者と医療者との意見交換会」を開催しました。
滋賀県内の病院で働いておられる助産師さん・看護師さんたちとお話する機会を作りたいとずっと願っていたところ、一人の助産師さんからお声掛けいただき、当事者と医療者が流産や死産等をされた方へのグリーフケアについて一緒に考える場「意見交換会」として実現することができました。
今回は県内の病院で働く6名の助産師さん・看護師さんにご参加いただき、普段現場で
「ケアはこれでいいのかな」
「他の病院はどうしているんだろう」
「当事者はこんなときどうしてほしいのかな」
などたくさん悩んだり考えたりしていることを共有する時間となりました。
ご参加いただいた方々から、当事者の思いを知る機会はほとんどない中、これまで気づかなかった視点に気づいたり、今後のケアに活かせる貴重な機会になったとご感想をいただきました。
また、当事者と医療者の間での意見交換だけでなく、「他の病院のよりよいグリーフケアを知る」医療者同士の情報交換の場にもなりました。
今回の意見交換会を通して、「寄り添おうとしてくださる助産師さん・看護師さんたちがいる」と知れたことは私たちにとって嬉しいことでもあり、これからもこういう場を作っていきたいと改めて感じました。
先を歩いてくださる先輩方のおかげで、昨年から国が流産や死産のグリーフケアに取り組み始めて、病院や地域の流れが少しずつ変わりつつあります。
この大きな変革とともに、実際に現場でご家族に寄り添う助産師さん・看護師さんたちお一人お一人の意識・知識がとっても大切だと思っています。
今後も定期的に「意見交換会」を開催していきたいと考えています。
私たちでできることはほんの小さなことかもしれませんが、赤ちゃんとお別れされるご家族が病院でも地域でも温かいグリーフケアを受けられるよう、できることをひとつずつ積み重ねていきたいと思います。
流産や死産等のご家族に関わる滋賀県内の医療関係者の方(医療機関・行政・助産所等)で、当事者のケアについて一緒に考える機会を作りたいと思ってくださる場合は、メールsaboten.no.hana.shiga@gmail.comまでご連絡ください。
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